スイッチャーとは何か?できることと生かせる場面、選び方を解説


プレゼンや講演をする際に、「画面の切り替えをスムーズに行いたい」と思った方も多いでしょう。
スイッチャーは、この悩みを解決する製品です。あらかじめ必要な画面を表示した端末を複数用意することで、画面の切り替えをすばやく行い、スムーズな説明を実現します。
この記事ではスイッチャーを用いて実現できることや選ぶポイントも含めて、詳しく解説します。
そもそも「スイッチャー」とはどういう製品?

「スイッチャー」はあまり聞いたことがない言葉です。
どのような製品なのですか?

「スイッチャー」は、映像や音声の切り替えを行う機器です。あらかじめスイッチャーに接続しておけば、スイッチ1つで簡単・瞬時に切り替えを行えます。
「パソコンからカメラの映像に切り替える」「音声をマイクからDVDプレイヤーに切り替える」場合でも、ケーブルのつなぎ直しは必要ありません。
スイッチャー配信に使われるさまざまな機器


スイッチャーは、便利そうな機器ですね。
どんな機器を接続できるのですか?

スイッチャーには以下のとおり、配信や発表、プレゼンに使われるさまざまな機器を接続できます。
■パソコン
■ マイク
■ カメラ
■ プロジェクター
■ DVDプレイヤー
■ PC
上に記したすべての機器を使わなければならないわけではありません。目的に見合う機器をつなげばOKです。
スイッチャーの種類や関連する製品

スイッチャーには、どのような種類がありますか?

大きく以下の2つに分かれます。
| 種類 | 概要 |
|---|---|
| ハードウェアスイッチャー | 専用のハードウェアが提供され、ケーブルを用いてパソコンやマイクなどを接続する |
| ソフトウェアスイッチャー | 専用のハードウェアの代わりに、パソコンにソフトウェアをインストールして使う |

場所によっては、接続したい機器が遠い場合もありますよね。
その場合は「ビデオエクステンダー」を用いて、機器をつなぐことができます。
電源コードでいう「延長コード」のイメージです。
スイッチャーで行えること

スイッチャーでは、どのようなことが行えるのですか?
もっと便利さを知りたいです。

スイッチャーで行える、代表的な3つの項目を紹介しましょう。
映像を瞬時に切り替え(スイッチング)

映像を瞬時に切り替える「スイッチング」は、代表的な機能です。
ボタン1つで、見せたい映像に切り替えできます。

スイッチングは、どんな場面で使われるのですか?

例えば講義でスライドを見せている途中で、関連する動画を見せたいというケースが挙げられます。
また生放送中に、現場からリポートを入れるといったケースでも使われます。
映像を徐々に切り替え(フェード)

発表内容やコンテンツによっては、映像を徐々に切り替えたほうがよいケースもありますよね。
「フェード」は映像を徐々に切り替える機能です。

フェードは、どんな場面で使われるのですか?

代表的な場面として、シームレスに画面を切り替えたいケースが挙げられます。
画面全体を黒くする「暗転」と併用して、場面の転換や時間の経過を示す目的でも使われます。
異なる画像やテキストの重ね合わせ(ワイプやDSK合成など)

スイッチャーでは、2つ以上の画像を重ねる「ワイプ」や、背景の画像にテキストや画像を重ねる「DSK合成」も行えます。

興味深い機能ですね。
それぞれ、どんな場面で使われるのですか?

ワイプの代表例として、「屋外の画像に、解説者の画像を小さい画面で重ねる」ことが挙げられます。
屋外の様子を大きな画面で見ながら、解説者が話すシーンも同時に放送できるわけです。
「DSK合成」の場合は、背景の画像にテロップを出すケースが代表的です。
講演会開始前に癒しの画像を示しつつ、「開始までしばらくお待ちください」という文章が表示されているのを見たことがあるのではないでしょうか。
またスタジオでは、緑や青など単色の背景に解説者などを出演させ、屋外の映像などと組み合わせる「クロマキー」の技術も使われます。
スイッチャーは、この場面でも活躍します。
スイッチャーはどのような場面で使われる?活用シーンごとのメリットも紹介

スイッチャーの便利さは理解できました。
しかし実務でどのように役立つのか、いまいちイメージがわきません。どのように使われるのか、代表的な場面を知りたいです。

スイッチャーは、実務におけるさまざまな場面で使われます。
代表的な4つのビジネスシーンについて、活用するメリットも含めて紹介します。
オンラインでのライブ配信

代表的な場面に、オンラインでのライブ配信が挙げられます。
ウェビナーや会議、スポーツなどの配信は一例ですね。

スイッチャーは、どのような使われ方をするのですか?

例えば以下のような使い方があります。
■ ウェビナーでスライドを見せつつ、途中で実演の映像を見せる
■ スポーツの生放送中に、解説者の顔を出す
■ 離れた場所にいる複数の人が協力して楽曲を演奏する
会場で実施されるセミナーや会議


スイッチャーは、会場で実施されるセミナーや会議でも活躍します。

セミナーや会議では、どのように使われますか?

「オンラインでのライブ配信」で説明した使い方に加えて、以下に示す目的でも使われます。
■ 会場が広い場合に、後方の人が見やすい位置にモニターを設置して、ステージや登壇者の画像を映す
■ 質問する人を映像で示す
施設や設備の監視


スイッチャーには、監視カメラやPC等複数の映像を表示できます。
この特徴を生かして、施設や設備の監視にも活用できます。

施設や工場全体の映像を、一覧で確認できますか?

可能です。
一覧で見ながら問題が起きた場合には、その場所の映像をフル画面で映せます。
中には数百台の監視カメラを同時に表示できる製品もありますから、広大な敷地を持つ施設でも管理しやすいでしょう。
通信講座や番組の収録

ここまでは、リアルタイムで行うセミナーや配信、監視などを取り上げました。
スイッチャーは、収録の場面でも役立ちます。通信講座や番組、動画の収録は、その一例ですね。

収録の場合、スイッチャーはどのように使われるのですか?

スタジオで収録しつつ、あらかじめ用意した映像や動画を差し込むといった使い方は代表的ですね。
業務に役立つスイッチャーを選ぶポイント

スイッチャーはよりよい講演やセミナー、番組や動画制作、動画配信に役立つ製品であることが分かりました。
業務に役立つ製品を選ぶポイントを教えてください。

スイッチャーには、多種多様な製品があります。
以下の項目を参考にして、業務にマッチする製品を選びましょう。
| 選ぶポイント | ポイント内容 |
|---|---|
| 入力数 | 同時に接続可能な、入力に用いる機器の数が決まる(一例として最大入力数が3つの場合は、同時に3台までしか接続できない) |
| 端子の形状 | USB-A、USB-C、HDMI、VGAなどいくつかの種類がある。 入力・出力に用いる機器に適合する端子を備えているか、事前の確認が必須 |
| ケーブルの距離 | 離れた場所に入力・出力する機器がある場合は、事前に距離を確認して、スイッチャーが対応するか確認が必要 |
| 操作のしやすさ | 直観的に操作できる機器を選ぶと、使いやすい場合が多い |
| 機能 | 使いたい機能が備わっているか要確認 |
| サポート内容 | 操作が分からなくなった、故障したという場合に備えて、どのようなサービスを受けられるか確認する |
| 価格 | 同じ性能でも、価格に差がある場合がある。 ATENなど代表的なメーカーで、コストパフォーマンスの高い製品の選択がおすすめ |
スイッチャーの製品は多種多様。要件にマッチする製品の選択を

スムーズでスマートな情報伝達をする上で、スイッチャーは欠かせません。
来場者や視聴者に対して、説得力のある説明を行うことができ、満足度を高めることができるでしょう。
また施設の監視では、多数のカメラやPCから送られる映像をリアルタイムで確認しつつ、有事における迅速な対応も行えます。
スイッチャーの製品は、多種多様です。
事前に自社が求める要件を把握した上で、適切な製品を選びましょう。
ATENでは会議のシーンに最適なビデオスイッチャーUC3430から、ビデオウォール上での映像切り替えができるVM / VWシリーズまで、ATENには多彩なスイッチャーが揃っています。
スイッチャーをお探しの方は、ぜひ活用を検討してみてください。
記事を探す











